他人軸ってなに?他人軸の生き方が生きづらい理由。
そもそも「自分軸」「他人軸」ってなに?
自分軸で生きるとは「自分がどうしたいか?」
自分の心に従って判断することです。ここには主体性があり、
人生の舵は自分が握っているという感覚があります。
一方、他人軸で生きるとは「人からどう見られるか?」
他者目線を基準に判断することです。ここには主体性がなく、
誰かが自分の人生を操作しているような感覚があります。
他人軸が「ダメ」なわけではない
上の文章だけを読むと
「自分軸が◯で、他人軸が✕」という印象を与えてしまいますが
そうではありません。
他人軸には、良いところがたくさんあります。
例えば、仲間はずれにされないように
周りとバランスをとって「所属欲求」を満たすことができたり。
特に女性が子育てするときなんかは、
子どもが幼少期のときは特に「自己犠牲」の時期が必須となります。
女性の方が相手の気持ちを読み取る能力が高いのはこのためで、
母親のこの能力が高いかどうかにより、子どもの人生は大きく左右されてしまいます。
「話を聞く」「人の顔色を読み取る」能力が高い人は、
母性が非常に豊かな証拠なんです。
だから、他人軸の自分を「なくそう」
「0(ゼロ)にしよう」とすると、
おかしなことになりますのでご注意くださいね。
他人軸に偏ると、生きづらい理由
ただ、他人軸に偏ってしまうことで問題視される点は
自分以外の外側に、常に答えを求めてしまったり
評価ばかりに気を取られて
人からの評価=自分の価値
だと思い込みがちであることです。
これだと、環境や状況によって
コロコロ自分の価値が振り回される感覚に陥ったり、
損得勘定にとらわれることで、
自分の感覚や「自分の人生をどういきたいのか?」
という欲求がわからなくなってしまいます。
どちらが良い悪いではなくて、バランスをとることが大事
自分軸、他人軸は、単純にどちらが良い悪いという話ではなく、
実はどちらも大切。わたしはそう考えています。
「自分の視点だけが大切」という考えも
「他者の視点だけが大切」という考えも
極端に偏ってバランスを崩していることこそが
「生きづらさ」だからです。
大切なのは、状況によって「今はどっちを優先すべきか?」
自由にどちらも、選ぶことができること。
今まで他人軸で頑張ってきた自分を「なくそう」とするのではなく、
自分軸と他人軸、どちらも好きに
行き来できる自由を手に入れることこそが「生きやすさ」です。
そうすると他者も自分も、どちらも大切にできる
状態に到達し、幸せが循環します。
これこそが、自己肯定感が育っている人の持っている感覚なのです☘