本を読んでも、根本的に変われない理由とは?
本を読んでも、講座を受けても・・
その時は「よし!!」って思えるんだけどその後、結局リバウンドして、悩みはそのまま。
あなたにもそんな経験、ありませんか??
確かに知識を広げるだけも、いろんな気づきは得られますが、それは
「頭で理解した状態=意識(顕在意識)レベル」
で止まっている状態になります。
なぜ世の中に、こんなにたくさんの本や講座があるのに、
相変わらずカウンセリングやセラピー・心理療法が必要とされ続けているか?
実際に、わたしが経験した視点を踏まえてお話します。
①潜在意識(無意識)レベルの問題は、ひとりで解決できない
わたしたちの人生を左右するのは「潜在意識」です。
潜在意識には、自分でなかなかアプローチすることができません。
自分の背中は自分じゃ見れないように
「無意識にしてしまうココロの癖」に自分で気づくことは、なかなか困難です。
その癖は、その人にとっては「当たり前」になっているからです。
例えば、人から見たら明らかに
「人を遠ざけてしまうような行動」を繰り返している人がいたとしても
当の本人は、全くそれについて無自覚で
「なんでいつもわたしの周りには人がいないんだろう?」と悩んでいたりします。
このように、わたしたちは
自分のことを一番理解しているようで、一番理解できていないために、
自分を見失い、人生を迷路のように彷徨ってしまうのです。
そして、生きづらさを根本的に解決する上で、絶対見過ごせないことは
「人は、必ず悩むことに「メリット」を持っている」ということです。
メリットとは・・
例えば「自信がない」という悩みを持っていれば
→「挑戦しなくていい」言い訳にできる
→挑戦しなければ「失敗することもない」
→失敗しなければ「傷つかずに済む」といった具合です。
だから、いくら口で「変わりたい」と言っていても・・
頭では「こっちの方がいいに決まってる」とわかっていても・・
体は「変わりたくない」という反応を起こして、それを選択しない状態が生まれます。
このように、生きづらさの根っこには、必ず
顕在意識(意識)VS 潜在意識(無意識)の「葛藤」が存在します。
この「メリット」を手放すことは、命に関わるほどの「恐怖」です。
感じないようにしている恐怖に、自分でメスを入れることは、なかなかできません。
だから、例え本に「あなたの生きづらさを解決する答え」が載っていたとしても
自分に都合の悪いことは、潜在意識が勝手に排除している可能性が高いのです。
これらは、あなたのせいではなく、潜在意識の「現状維持」しようとする特徴によるものなのです。
わたしのセッションでは、こういった「葛藤」「メリット」についてひとりひとり丁寧に紐解き
リバウンドを起こしづらくしていきます。
②人間関係で生まれた傷は、人間関係の中でしか癒やせない
そしてもう1つ。
知識で解決できないことは、愛情や絆の「体感覚」レベルの問題です。
生きづらさを抱える人は、人間関係の中で、心に傷を負っています。
自分の中にある孤独感、つまり愛情不足の問題や、人がこわい、人を信じられないといった
絆の問題に必要なのは「人と再び繋がる力」です。
セラピスト、カウンセラーなどの安全の場を共有し、心の安心基地を築くことによって初めて
凍りついた気持ちを吐き出すことができ(アウトプット)、癒やしが進みます。
安心安全とは、どういうことか?
生身の人間と通して「あたたかさ」を感じなければ、愛情や絆が理解できません。
これらの理由から、基本的に生きづらさは、なかなか
自分ひとりでは解決できない問題なのです。
もう何年も同じ悩みを抱えて、悪循環のパターンを繰り返しているのであれば
早いうちに専門家の力を借りてください。
お金はいくらでも取り戻せても、時間は取り戻せないからです。
人生は有限だということを、忘れないでくださいね。