「強い人間」と「弱い人間」がいるのではなく、みんなもれなく弱くて強い。
強くなることが、正解・・?
家庭でも学校でも社会でも、
いろんなところですぐ「強くなれ」って、周りの大人は口をそろえて言う。
強くなるために頑張れって、言われちゃう。
だから、強いのが「正解」みたいに感じてしまいますよね。
だから、弱音が吐けない。吐かせてもらえない。
自分は弱い人間で、強い人達みたいにならなきゃ、生きる道はないって勘違いしちゃう。
・・でも、なれない。どうもがいても、なれない。
その前に体壊しちゃって、結局
「自分は弱いんだ」をもう何年も、いや何十年も証明し続けてる・・
そんな状況に、苦しむ人に向けて書いています。
みんな、もれなく弱くて強い
あなたも、世の中には「弱い人間と、強い人間がいる」と考えているかもしれません。
そして「自分は弱い方の人間」。負け組のように感じているかもしれません。
もしくは、負けないように、必死に勝ち組に入らなくてはと、もがいているかもしれません。
が、違います。
みんな、もれなく弱くて強い。
んです。
いや、そんははずは!って疑いながらも、この言葉をちょっと飲み込んでみてください。
強そうに見えるその人は、たまたまその人の「強い部分」が表面化して見えるだけ。
弱い人に見えるその人は、たまたまその人の「弱い部分」が表面化して見えるだけ。
そこにある違いは「人間は、みな弱くて強い」という事実を
「受け入れているか?いないか?」だけなんです。
その違いで、生きづらいかどうか?が決まってくるんです。
「強くならなきゃ」は、自己否定
あなたは「強くなろう」としていませんか?
「強くならなきゃ」と、頑張っていませんか?
あなたが生きづらいのは、
まさにそうやって「弱い自分」を否定しているからなんです。
本当は、弱い自分も強い自分も、どっちもある。それが当然。
なのに「弱い自分なんかいなくなれ!!」ってやっちゃってません?
弱い自分を自分が受け入れられないと、当然、人に弱みなんか見せられません。
「弱いこと=悪いこと」みたいに考えちゃってるから。これを「強がり」といいます。
そうやって強がれば強がるほど、ひとりで全部抱え込むことになる。
だから、周りの人に助けてもらない。本当は、助けてほしいのに・・。
そうやって自分で柵をつくって、どんどん孤独になってしまうのです。
「強い=自己肯定感が高い」は、間違い
よく勘違いされてしまうことですが、
自己肯定感が高い人というのは「強い人」のことじゃありません。
弱さを受け入れて、生きている人のことです。
だから、あなたがこれからやるべきこと・・それは、強い自分になることではありません。
弱い自分を受け入れていくことなのです。今までと逆方向に、進むことです。
もちろん、当然、恐怖や抵抗が出てきます。
でも、それを乗り越えると、自分への見方も人への見方も変わって、
見える世界が180度変わってしまいます。
見方が変わると、味方が増える。
今あなたは、たまたま視野が悪い場所にいるだけです。
でも、今の視野のまま死んでいくのか?違う世界を見に行くのか?
そこから移動するかどうかは、あなたの自由です。
あなたはどっちを選びますか?